外為10時・円、120円台前半で小動き――中値決済はドル不足観測

外為10時・円、120円台前半で小動き――中値決済はドル不足観測
　14日午前の東京外国為替市場で円相場は１ドル＝120円台前半で小動き。10時時点では前週末11日の17時時点に比べて29銭円安・ドル高の１ドル＝120円16―19銭で推移している。米株高を受けて前週末のニューヨーク市場で、円売り・ドル買いが優勢だった流れを引き継いで円売りが先行した。その後は持ち高調整目的の円買い・ドル売りが入ったが、心理的な節目である１ドル＝120円ちょうどを前に円相場の上値が重かったことから、再び円売りが優勢になった。
　株式市場で日経平均株価が大幅に反発し、上げ幅が一時200円を超えた。投資家のリスク許容度が増し、低金利の円を借りて高金利通貨などで運用する「円キャリー取引」が活発になるとの思惑も円売りにつながった。また10時前の中値決済でドルがやや不足気味だったことも円売り・ドル買いを誘ったとの指摘があった。ただ、今週は国内外で注目度の高い経済指標の発表などが相次ぐことから、持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。〔ＮＱＮ〕

【日経ネットマネー＆マーケットより】

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