ＡＧＦが“トクホコーヒー”

ＡＧＦが“トクホコーヒー”、体脂肪減に効果
味の素ゼネラルフーヅ（ＡＧＦ、東京都新宿区）は２０日、体脂肪が気になる人に向けた特定保健用食品（特保）のコーヒー飲料「ブレンディ　香るブラック」を６月５日から発売すると発表した。

　コーヒー飲料で体脂肪に効果のある特保の食品は初めて。「食後のコーヒー変えるだけ」をキャッチコピーに、健康を気にする３０代～５０代の男性をメーンターゲットにする。２８０ミリリットル入りで、小売り予想価格は１６８円。

　コーヒー豆から抽出した「コーヒー豆マンノオリゴ糖（コーヒーオリゴ糖）」には、小腸での脂肪吸収や肝臓での脂肪合成を抑制する効果があり、新製品には高濃度のコーヒーオリゴ糖を配合した。１日に２８０ミリリットルペットボトル１本の摂取を継続することで効果が期待できるとしている。

　また、コーヒー由来成分であるコーヒーオリゴ糖を配合したため、コーヒーそのものの味を損なうことなく味わうことができる点も特徴。

　同社はコーヒーの健康面での効果の研究を進めており、２００５年にコーヒーオリゴ糖に体脂肪低減効果があることを発表した。昨年１０月に体脂肪に関する効果で「特定保健用食品」の表示許可を得たことを受け、製品の販売を開始する。

　当初は首都圏１都６県のコンビニエンスストアで展開し、今年の秋以降、順次全国展開する予定。また、コーヒーオリゴ糖に関しては０４年１１月に「整腸機能」についても特保の表示許可を得ており、現在６商品を販売している。

　２０日記者会見に出席した池田孝雄社長は今後の展開について「コーヒーオリゴ糖を軸に健康分野で展開していく」と述べた。今年度は体脂肪に関する製品で約７０億円、整腸機能と合わせたコーヒーオリゴ糖関連商品で１００億円の売り上げを見込んでいる。

【ヤフーニュースより】
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